

結婚式のキャンドルサービスの由来や盛り上げるコツを解説

キャンドルサービスは、新郎・新婦がゲストのテーブルを回り、キャンドルに火を灯していく演出です。
日本の結婚式では定番ですが、近年はさまざまなアレンジも生まれています。
2人らしい演出方法を選び、結婚式を華やかに盛り上げましょう。
キャンドルサービスの由来やおすすめの演出、さらにはキャンドルサービスにぴったりなBGMをご紹介します。
結婚式のキャンドルサービスの由来は?
結婚式のキャンドルサービスは、お色直し後の再入場時に見られる演出です。
キャンドルサービスの由来について、詳しく見ていきましょう。
キリスト教の儀式が由来
キャンドルサービスの「サービス」とは、キリスト教では「礼拝」を意味する言葉です。
聖書の教えでは、キリスト教ではキャンドルに火を灯すことは、「キリストの降誕」や「世の光」を象徴する意味があります。
キリストの誕生を祝うクリスマスのミサにおいては、キャンドルサービスは定番の儀式です。
バージンロードやフラワーシャワーなど、日本の結婚式ではキリスト教や西欧の要素が取り入れられているものが少なくありません。
キャンドルサービスも、結婚式という神聖な儀式の魅力を高める演出として、多くのカップルに選択されています。
ロウソク会社の社員が結婚式の演出として考案
「新郎・新婦がゲストテーブルを回ってキャンドルに火を灯す」というスタイルを思いついたのは、日本のロウソクメーカーの社員だったと言われています。
彼がヒントにしたのは、海外のウェディングシーンでよく見られるキャンドルの温かな灯りと、キャンドルを囲む人々の笑顔でした。
そして、「新郎・新婦がキャンドルに火を灯す」演出と「テーブルラウンド」を合体させ、現在のキャンドルサービスのスタイルを生み出したのです。
キャンドルサービスの演出は日本中に広がり、最盛期には約90%のカップルが結婚式の演出に取り入れていたといわれています。
キャンドルサービスを盛り上げる演出
キャンドルサービスは、1950年代後半に生まれた歴史ある演出です。
あまりにも有名であるため、結婚式には「定番過ぎる」として取り入れるのをためらっている人もいるかもしれません。
そこで「自分たちらしさ」を取り入れたいカップルにおすすめの、キャンドルサービスを盛り上げる演出アイデアをご紹介します。
「演出で決まる!記憶に残る結婚式をするなら演出にこだわろう」
⇒ ご覧ください。
家族の絆を象徴する「ユニティキャンドル」
ユニティキャンドルは、新郎・新婦の家族と新郎・新婦がキャンドルに火を灯す演出です。
キリスト教の教えに関連するため、欧米ではキリスト教信者の結婚式で行われています。
ユニティキャンドルをキャンドルサービスの演出に取り入れる場合は、テーブルラウンドが終わった後がおすすめです。
3本のキャンドルを用意して、中央のキャンドルには新郎・新婦が、両サイドのキャンドルにはそれぞれの家族が火を灯します。
新郎・新婦とその家族でキャンドルに火を灯すことは、家族や家の結び付きを象徴しています。
家族の温かさや愛が感じられる演出は、ゲストにも感動を呼び人気です。
会場に一体感をもたらす「キャンドルリレー」
キャンドルリレーは、新郎・新婦が灯した火をゲスト全員でつなぎ、リレーしていく演出です。
ゲスト同士でキャンドルの火を灯し合うルールは、自然に会場に一体感を生み出します。
ゲスト同士の会話も弾みやすく、式場が和やかなムードになるのが魅力です。
柔らかい炎が次々と広がっていく様子は美しく、ロマンチック。写真映えもよく、記憶に残るセレモニーとなるでしょう。
心のこもったメッセージを伝える「クレールストーリア」
クレールストーリアは、ゲスト1人ひとりにメッセージを届けられる演出です。
ゲストのテーブルには、ジェル状の特殊なキャンドルを配置します。
ゲストがキャンドルに火を灯してフタをすると、フタにメッセージが浮かび上がる仕組みです。
その人のためだけに書かれたパーソナルなメッセージは、ゲストにとって感動的なサプライズとなります。
感動の余韻を生み出す「ブローアウトセレモニー」
ブローアウトセレモニーとは、式場内のキャンドルを一斉に吹き消す演出です。
キャンドルの火を吹き消すことには、「幸せを閉じ込める」意味があります。
ブローアウトセレモニーを行うときは、式場の灯りを全て消すのがルール。
キャンドルが一斉に消えて静寂と暗闇に包まれる瞬間は、幻想的でロマンチックです。
キャンドルサービスと併せて行う場合は、テーブルごとに代表者を決めておきましょう。
キャンドルサービスに合うBGM6選
新郎・新婦がキャンドルサービスを行うときは、演出の雰囲気に合わせたBGMを用意するのがおすすめです。
ここからは、多くの先輩カップルが選んでいる、キャンドルサービスに合うBGMを洋楽・邦楽からご紹介します。
「結婚式で人気のBGM22選!選び方のポイントも紹介」
⇒ ご覧ください。
洋楽
洋楽は曲の選択肢が豊富にあり、2人のイメージに合う曲を選べるのがメリットです。
キャンドルサービスのムードを高めてくれる、ロマンチックな洋楽を見ていきましょう。
「A Thousand Years」Christina Perri
映画「トワイライト」のテーマソングとして知られる、結婚式では定番のバラードです。
「1,000年もあなたを探していた」というフレーズは、永遠の愛を誓う結婚式にぴったりとマッチします。
クリスティーナ・ペリーの透明感のある歌声が力強く響くサビのメロディは、キャンドルサービスのクライマックスにぴったりです。
「Marry You」Bruno Mars
キャンドルサービスをハッピーなムードで盛り上げたいカップルにおすすめの1曲です。
「結婚しよう」というキャッチーなフレーズは、会場全体のムードを明るくしてくれます。
ブルーノ・マーズの感情豊かな歌声が響く中、新郎・新婦は楽しくテーブルを回れるでしょう。
「Beauty and the Beast (美女と野獣)」Celine Dion & Peabo Bryson
セリーヌ・ディオンとピーボ・ブライソンのデュエットのハーモニーが美しい、ディズニー映画「美女と野獣」のテーマソング。
優しくスイートなバラードは、結婚式の主役である新郎・新婦のBGMにぴったりです。
ディズニーの世界観が好きなカップルはもちろん、ロマンチックで壮大な演出を求めるカップルに人気があります。
邦楽
歌詞がダイレクトに伝わる邦楽は、2人のメッセージや感情を伝えるのに最適です。
結婚式のキャンドルサービスで流したい、「おすすめの邦楽」をご紹介します。
「Dear Bride」西野カナ
西野カナが、結婚する友人のために作ったといわれるウエディングソングです。
新しい人生を歩み始める花嫁への祝福とエールが込められており、新郎・新婦の特別な演出にふさわしい1曲と言えます。
曲のラストに流れる「本当におめでとう」「幸せになってね」というフレーズは、新郎・新婦はもちろん、ゲストの心にも響くでしょう。
「115万キロのフィルム」Official髭男dism
人生という長い旅路を、映画のフィルムに例えた歌詞が印象的なラブソングです。
キャンドルサービスでテーブルを回りながら耳にすれば、これまでの2人の思い出がよみがえってくるに違いありません。
メッセージが力強く響くクライマックスは聞く人の心をつかみ、会場に一体感をもたらすでしょう。
「365日」Mr.Children
日々の大切さと、共に歩んでいくことの尊さを歌った、優しく温かい1曲です。
曲調がシンプルな分、歌詞の一つひとつがダイレクトに伝わってきて、会場に感動と共感を生み出します。
キャンドルの柔らかな光の中でこの曲が流れれば、ゲストにとっても忘れられないキャンドルサービスとなるでしょう。
結婚式のキャンドルサービスには素敵な演出を取り入れよう
キャンドルサービスは、新郎・新婦がゲストのテーブルを回り、キャンドルに火を灯していく演出です。
キャンドルの柔らかな光は会場全体を幻想的に照らし、特別な雰囲気を演出します。
ロマンチックな結婚式を挙げたいカップルは、キャンドルサービスやキャンドルリレー、ブローアウトセレモニーなどを取り入れてみてください。
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