結婚式の天気が悪そう?当日の変更点を詳しく解説
結婚式当日の天気については、事前の対策を取りにくいのが実情です。
天気予報で「雨」のマークが出てしまった場合、どのような対策や心構えが必要なのでしょうか?
この記事では、結婚式当日の天気が悪い場合の「対策」や「変更すべきこと」、「晴れやすい月の情報」をまとめました。
結婚式の天気について一喜一憂したくない……というカップルはぜひチェックしてみてください。
結婚式当日の天気が悪いことも考慮しておくべき?
気候の変化が激しい昨今、短期間で天気予報が変わることも珍しくはありません。
雨の少ない季節に挙式する場合でも、悪天候を想定した準備が必要なのでしょうか?
「天気が悪いバージョン」も準備しておくのがベター
準備万端で結婚式に臨むなら、天気が悪いときの対応について式場と話し合っておくことが必要です。
結婚式で屋外での演出を考えている場合は、雨天時の変更プランを細かく詰めておきましょう。
一般的なカップルは、結婚式の1年から半年前までに式場予約を行っています。
当然ながらこの時点では、結婚式当日の天気まではわかりません。
居住地にもよりますが、春から秋までは大雨や台風、冬は大雪のリスクがあります。
常に「もしも」を想定しておくことは、結婚式を成功させる上で必要です。
結婚式の天気が不安なら「全天候型」の式場がおすすめ
結婚式当日の天気の不安を軽減したいなら、全天候型の結婚式場を選択しましょう。
全天候型の結婚場とは、天候の変化によるダメージを受けにくい結婚式場です。
具体的には、以下のような設備仕様・対策が取られている式場を指します。
- ガラス張りや開閉式の天井がある
- 屋根付きの広い屋外スペースがある
- インナーガーデンを利用できる
- 結婚式当日の天候に合わせて式のスタイルを選べる など
全天候型の結婚場なら、快晴時も雨天時もイメージ通りの結婚式を実現できます。
結婚式当日まで天気予報に一喜一憂させられるのは、非常にストレスがたまるもの。
どのような天気にも対応できる結婚式場を選択することは、新郎・新婦のメンタルへの負軽軽減につながります。
結婚式当日の天気が悪くてもガッカリする必要はナシ
「結婚式当日の天気が悪い」と確定してしまった場合、「せっかく頑張って準備してきたのに……」と落ち込んでしまう人も多いようです。
「天気が悪いなんて最悪」「せっかく準備したのにもう嫌だ」と、愚痴ばかりこぼすと、新郎・新婦間の雰囲気が悪くなってしまいます。
結婚式当日の天気が悪くても、全てが台無しになるわけではありません。
結婚式が人生最高の思い出となるよう、「今何ができるか」を新郎・新婦でよく話し合ってください。>
「雨の結婚式は縁起がよい」という言い伝えも!
ヨーロッパでは、天から地上に降る雨を「神様の恵み」と考えます。
結婚式当日に降る雨は「縁起がよい」とされ、歓迎されるケースが多いのだとか。
「雨は幸せの前触れ」と考えれば、そう悪いものではないと思えてくるのではないでしょうか。
雨をポジティブにとらえれば、結婚式に向かうテンションもおのずと上がってくるはずです。
「結婚式当日に雨が降ったら?対応をわかりやすく解説」
⇒ ご覧ください。
結婚式当日の天気が悪い場合に変更すべきこと
「晴れ」と仮定して結婚式の演出や進行の予定を組んでいる場合、変更が必要になることがあるかもしれません。
結婚式当日の天気が悪いとき、「変更すべきこと」をご紹介します。
ガーデンウエディング
ガーデンウエディングは、結婚式場のガーデンを主会場とする挙式スタイルです。
屋外であるぶん雨の影響を受けやすく、結婚式は大幅な変更が必要となります。
雨天時の対応は結婚式場によって異なりますが、屋根のある屋内会場への変更となるケースが多いようです。
ただしガーデンウエディングの場合、「雨が降るかも」というリスクは広く認知されています。
結婚式場に申し込んだ時点で、雨天時の対応について説明を受けたカップルも多いのではないでしょうか?
ガーデンウエディングで悪天候となった場合は、契約内容に基づいた挙式スタイルの変更が行われます。
ガーデンウエディングを申し込むときは、「雨天時はどの会場に変更されるのか」「どの程度の雨だと屋内に変更となるのか」といった詳細を確認しておくことが鉄則です。
「ガーデンウエディングを成功に導くためのメソッド」
⇒ ご覧ください。
屋外での演出
屋外で映える演出を予定しているカップルは、屋内でも実施できる演出に変更が必要です。
例えば以下の演出は、雨天では実施できません。
- バルーンリリース:ゲストとともに空にバルーンを放つ
- ドロップ&フライ:水に溶ける糸&重しを付けたバルーンを水に落とす
- ブーケトス:花嫁のブーケをゲストに向かって投げる
- キック&バッティングトス:ボールやバットを使ってブーケを投げる
バルーンリリースやドロップ&フライを予定していたカップルは、そのまま中止とするケースが多いようです。
バルーンは膨らませて会場の飾りに使うと、雰囲気が明るくなります。
一方広い空間を必要とするブーケトスやキック&バッティングトスは、「ブーケプルズ」に変更するのが定番です。
ブーケプルズとは、ブーケにつながる「当たり」のリボンを引き合う演出のこと。
ゲストそれぞれにリボンが渡されますが、ブーケにつながっているのは1本だけです。
みんなで一斉にリボンを引き、ブーケを引き当てた人がブーケをもらえます。
ブーケプルズなら、大きな動きがありません。
実施場所が屋内となっても、十分に盛り上がる演出となります。
ゲストへの配慮も必要
悪天候の中参列してくれたゲストには、感謝の言葉が必要です。
予定していたスピーチを「悪天候仕様」に変更しましょう。
例えば雨なら「お足元の悪い中お集まりいただき、ありがとうございます」といった一言がおすすめです。
解散時にも雨が降っていたら「まだ雨が降っておりますので、お気を付けてお帰りください」などと伝えましょう。
また悪天候の中の移動は、ゲストにとって大きな負担となります。
結婚式場の立地によっては、送迎バスやタクシーの手配も検討してください。
このほか濡れてしまったゲストが不快感なく過ごせるよう、タオルや待機スペースを準備したり空調を適切に調節したりすることも必須です。
統計的に天気がよい日が多いのは何月?
気象庁では、気象台ごとに「天気出現率」(1991年1月1日から2020年12月31日まで)を発表しています(※)。
これをもとに、東京の統計的に「晴れやすい日」を見ていきましょう。
東京管区気象台「東京の天気出現率」
⇒ ご覧ください。
晴れの日が多いのは1月・12月
東京地域で晴れの日が多い月は、1月と12月です。
晴れの日である確率が80%以上である日が多く、雨の心配は少ないといえます。
中でも1月3日と12月24日は、「天気出現率が90%以上」と高めです。
年末・年始に結婚式を挙げるのは難しいかもしれませんが、「絶対に晴れがいい!」と希望するカップルは、周辺日を挙式日の候補にするのも一つの方法です。
天気が悪い日が多いのは6月・7月・9月末~10月初め
梅雨に当たる6月・7月と台風シーズンである9月末~10月初めは、晴れの日が少ない傾向です。
梅雨真っ盛りの「6月9月」は晴れの日の割合が10%と低く、高確率で雨が降ると予想されます。
一方9月末~10月初めの雨は台風由来の可能性があり、災害級の雨が降る可能性もゼロではありません。
激しい風を伴う豪雨の場合、結婚式の中止を余儀なくされることもあります。
過去データや天気予報のとおりになるとは限らない
天気出現率によって「晴れやすい日」を特定することはできますが、結婚式当日に雨が降らないという保証はありません。
また雨の予報でも雨が降らなかったり、晴れの予報でも雨が降ったりすることはあります。
すなわち結婚式当日の天気は、そのときになってみなければわからないということ。
確実性のないことを心配したりイライラしたりするのは控え、「結婚式を楽しむ」というマインドに切り替えましょう。
結婚式の天気が悪い可能性に備えて準備しよう
結婚式の天気が悪い場合、会場や演出の変更が必要となることがあります。
ガーデンウエディングや屋外演出を準備しているカップルは、「雨が降った場合」について式場担当者と詳細を詰めるのがおすすめです。
なおOtokuconでは、これから結婚式場を探すカップルに向け「結婚式プレゼントキャンペーン」を実施しています。
対象となる式場には全天候型の結婚式場もあるので、結婚式当日の天気が気になるカップルも安心。
理想の結婚式をお得に挙げたいカップルは、ぜひお気軽にご応募ください。