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『エンゲージリング』…マリッジリングとはどう違うの?

記事公開日:2020.12.07 / 最終更新日:2025.07.04
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『エンゲージリング』…マリッジリングとはどう違うの?

エンゲージリングとマリッジリングの大きな違いは、それぞれが「婚約の証」「結婚の証」である点です。

どちらも永遠の愛を誓うものですが、贈るタイミングやデザインには違いがあります。

結婚を考えているカップルは、エンゲージリングとマリッジリングの意味や違いについて理解しておきましょう。

この記事では、エンゲージリングとマリッジリングの「違い」や「選び方」を詳しくご紹介します。

「ブライダルリングとマリッジリングは違うの?」という疑問にも回答しているので、結婚にまつわる指輪の名称・違いを知りたい人は、ぜひ最後まで読んでみてください。

 

エンゲージリングとマリッジリングの違い

エンゲージリングとマリッジリングの違い

エンゲージリングとマリッジリングは、「贈る意味」「贈るタイミング」「リングのデザイン」「リングの身に着け方」が異なります。

それぞれ比較しながら見ていきましょう。

 

エンゲージリングを贈る意味

エンゲージリングを贈るのは、婚約が成立したことを証明するためです。

男性が女性に贈る指輪には、「結婚してください」というプロポーズの言葉や、結婚への固い決意、女性への深い愛情が込められています。

女性が指輪を受け取ることで契約が成立し、2人の関係が新たなステージへと移るのです。

エンゲージリングの起源については諸説ありますが、古代ローマ時代には指輪を贈る習慣があったといわれています。

当時は新郎から新婦の父に贈られるのが一般的で、契約としての意味が強いものでした。

時代が変わるにつれて指輪の意味が変化し、「愛の象徴」として贈られるようになったといわれています。

なおエンゲージリングという言葉は和製英語であり、世界共通の言葉ではありません。

英語でエンゲージリングを言うときは「Engagement ring」とするのが一般的です。

 

「婚約の証「エンゲージリング」とは…」
⇒ ご覧ください。

 

マリッジリングを贈る意味

マリッジリングは、2人が夫婦であることを証明する指輪です。

結婚式では、2人がお互いの指に指輪をはめる「指輪交換」の儀式があります。

夫婦おそろいの指輪は、永遠に途切れることのない愛・強い絆の象徴です。

マリッジリングの起源も諸説あり、正確なところはわかりません。

ただし古代エジプトでは、端のない円の形は「永遠の象徴」とされていました。

結婚相手との指輪交換は、「富や繁栄を永遠に分かち合うこと」の証明だったといわれています。

マリッジリングもエンゲージリングと同様に、日本でのみ使われる和製英語です。

結婚指輪を英語で言うときは「wedding ring」(ウェディングリング)または「wedding band」(ウェディングバンド)が使われます。

 

エンゲージリングを贈るタイミング

エンゲージリングを贈るタイミングは、プロポーズのときとするのが一般的です。

プロポーズの言葉とともにエンゲージリングを差し出すことで、男性は女性への愛情と結婚への決意を証明します。

一方で近年では、「エンゲージリングも2人で選びたい」と考えるカップルが少なくありません。

このケースではプロポーズ時にダミーの指輪を用意する・ケースのみを用意するなどをして、本物のエンゲージリングを渡しません。

プロポーズが成功してから、2人で指輪を選ぶ運びとなります。

 

マリッジリングを贈るタイミング

マリッジリングは、結婚式の指輪交換で交換するのが一般的です。

結婚式当日から逆算し、1カ月前までには指輪が手元にある状態にしておきましょう。

マリッジリングをフルオーダーで作る場合、発注してから2カ月~3カ月、セミオーダーでも3週間~1カ月半はかかります。

指輪の検討期間を含めると、結婚式の10カ月前には指輪選びを始めるのがおすすめです。

なお、結婚指輪の予算や支払いについては、厳密な決まりがありません。

結婚する2人でしっかり話し合い、納得のいく方法を選択しましょう。

 

エンゲージリングのデザイン

エンゲージリングは、華やかで存在感のあるデザインが主流です。

ダイヤモンドが使われているものが多く、特別感や豪華さが重視されています。

エンゲージリングは、「婚約の証」という特別な意味を持つ指輪です。

新しい人生の起点となる日に贈られるため、非日常的な美しさや輝きが重視されます。

 

マリッジリングのデザイン

男性・女性がペアで身に着けるマリッジリングは、シンプルで飽きのこないデザインが好まれる傾向です。

装飾も控えめで、宝石が少ないデザイン、あるいは宝石が使われていないデザインが多く見られます。

またマリッジリングは、長く愛用することを前提とする指輪です。

デザインよりも、耐久性や着け心地の良さを重視するカップルが少なくありません。

 

エンゲージリングの身に着け方

エンゲージリングは、婚約期間中に身に着ける指輪です。

とはいえ、あまりにも華やかなデザインのエンゲージリングは、仕事や普段着でのお出かけで身に着けるのは難しいかもしれません。

婚約者とのお出かけや顔合わせなどでドレスアップをしたときに、身に着けるのがおすすめです。

また結婚後は、エンゲージリングはオケージョン用の指輪として使用できます。

結婚式や特別なお祝いに招かれたときなどに身に着けると、場にふさわしい華やかさや特別感を演出することができるでしょう。

 

マリッジリングの身に着け方

マリッジリングは、毎日身に着けるのが一般的です。

仕事の都合上、指輪を着けられないケースでも、多くの人がプライベートや夫婦での外出時などでは身に着けています。

そもそもマリッジリングは、「既婚者であること」を証明する指輪です。

結婚式が終わった直後から外さずに身に着けておけば、指輪で結婚の事実をアピールできます。

初対面の人や親しくない相手にも結婚の説明をする必要がなく、コミュニケーションの負担を減らせる点がメリットです。

 

ブライダルリングとは?

ブライダルリングとは?

結婚にまつわる指輪として「ブライダルリング」という言葉を耳にしたことがある人も多いかもしれません。

ブライダルリングの意味や、「ブライダル」「ウェディング」の違いをご紹介します。

 

結婚に関わる指輪の総称

ブライダルリングとは、結婚に関係する指輪の総称です。

エンゲージリングもマリッジリングも、大きなくくりで見れば「ブライダルリング」となります。

例えばジュエリーショップで「ブライダルリングコーナー」が設けられていた場合は、エンゲージリング・マリッジリングのどちらについても相談可能です。

 

ブライダルとウェディングの違い

ウェディングが結婚式そのものを指すのに対し、ブライダルには「花嫁の」という意味があります。

結婚式の中でも、花嫁主体の物・イベントは「ウェディング」ではなく「ブライダル」が使用される傾向です。

例えば花嫁が主体となるエステや装飾は「ブライダルエステ」「ブライダルアクセサリー」「ブライダルネイル」などと呼ばれます。

ただし近年では、「ブライダル」を「新婚の、結婚式の」という意味で使うシーンが増えてきました。

「ブライダルフェア」「ブライダル業界」などの言葉も一般化しており、ウェディングとブライダルの意味があいまいになっている傾向があります。

 

エンゲージリングやマリッジリングを選ぶときのポイント

エンゲージリングやマリッジリングを選ぶときのポイント

エンゲージリングやマリッジリングを選ぶときの重要なポイントは、素材・デザイン・予算です。

それぞれの「ポイント」について、詳しくご紹介します。

 

「失敗しないエンゲージリングの選び方」
⇒ ご覧ください。

 

素材を決める

リングの素材は、見た目だけでなく耐久性やアレルギーの有無にも関わる重要な要素です。

素材のイメージや特徴を理解し、2人にふさわしいものを選択しましょう。

エンゲージリング・マリッジリングの素材は、「プラチナ」「ゴールド」が一般的です。

特にプラチナは変質・変色・変形に強く、白い輝きはダイヤモンドとよく合います。

婚約指輪では「ダイヤモンド×プラチナ」を選択するカップルが多いようです。

一方ゴールドはカラーバリエーションが豊富にあり、2人の個性を反映しやすいメリットがあります。

黄味を帯びた色合いは日本人の肌ともなじみがよく、日常使いしやすい点も人気です。

この他、金属アレルギーの出にくいジルコニウムやチタン、ステンレス、カジュアルで普段使いしやすいシルバーなどの素材も、エンゲージリング・マリッジリングに使われています。

 

好みや着け方に合うデザインを選ぶ

エンゲージリング・マリッジリングの印象や使い勝手を左右するのは、主に「幅」「アームの形状」「宝石の有無」です。

耐久性や着け心地・見た目の印象を考慮して、好みや着け方に合うデザインを選びましょう。

デザインの違いは、以下で確認してください。

 

  • 2mm以下:繊細で可憐、すっきりとした印象だが、耐久性にはやや劣る
  • 2.0mm~2.5mm:上品で華奢、フェミニンな雰囲気
  • 2.5mm~3.0mm:男女問わずバランスがよく、飽きのこないデザイン
  • 3.0mm~3.5mm:重厚感・存在感がある
  • 3.5mm:ファッショナブル・カジュアル
  • アームの形状
  • ストレート:シンプルで洗練された雰囲気の定番デザイン
  • ウェーブ(S字):指を細く、華奢に見せる効果がある
  • V字:シャープでモダンな印象。指を細く長く見せる効果がある
  • 宝石の有無
  • ダイヤモンドなし:シンプルで飽きのこないデザイン。普段使いしやすい
  • ソリティア:中央に一粒のダイヤモンドを配した定番デザイン。ダイヤモンドそのものの美しさ・存在感が際立つ
  • パヴェ:小さなダイヤモンドをアーム全体に敷き詰めたデザイン。豪華で華やか
  • エタニティ・ハーフエタニティ:同じ大きさのダイヤモンドをリング全周(エタニティ)または半周(ハーフエタニティ)に並べたデザイン。重ね着けに適切

 

予算に合う価格帯のブランドを選ぶ

エンゲージリング・マリッジリングを扱うブランドはさまざまありますが、価格帯やデザインは大きく異なります。

予算を明確にした上で、2人の希望条件をバランスよく満たせるブランドを選択してください。

予算を超えたブランドを無理に選ぶと、結婚準備全体のバランスが崩れるかもしれません。

「エンゲージリングといえばこのブランド」などの声に惑わされず、現実的な目線を持つことが大切です。

 

「【結婚指輪】自分の年収だと相場はどれくらい?」
⇒ ご覧ください。

 

エンゲージリングとマリッジリングは2人で話し合って選ぼう

エンゲージリングやマリッジリングは、2人の人生に寄り添う特別なアイテムです。

お互いの好みや価値観、ライフスタイルを尊重しながら、じっくり話し合って選びましょう。

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