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新婦も知っておきたい!新郎衣装の基礎知識

記事公開日:2020.06.25 / 最終更新日:2024.09.10
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新婦も知っておきたい!新郎衣装の基礎知識

近年は新郎衣装にもさまざまなデザイン・カラーがあり、選択肢は豊富です。

新郎にとっても、結婚式は一生に1度の晴れ舞台。

衣装選びにもしっかりとこだわって、「最高の自分」を演出しましょう。

新郎衣装の種類や選び方・衣装選びで「注意したいポイント」をご紹介します。

 

新郎の衣装として人気のもの

新郎の衣装として人気のもの

新郎が選択できる衣装は、格調高いものからカジュアルなものまでさまざまあります。

「新郎衣装の特徴」について、詳しく見ていきましょう。

 

タキシード

タキシードは、「ディナージャケット」などとよばれる正礼装です。

夜のフォーマルシーンに最適な衣装ですが、ブラックタイ以外を着用すると「準礼装」となります。

タキシードの特徴は、以下のとおりです。

 

  • ジャケット:先の尖ったピークドラペルか一枚衿のショールカラー。
  • シングルボタンで裾のスリット(ベント)はなし
  • シャツ:ウイングカラーまたはレギュラーカラー
  • パンツ:折り返しのないシングル。
  • 「側章(がわしょう、そくしょう)」とよばれるサイドライン入り
  • ネクタイ:黒の蝶ネクタイ

 

日本の結婚式ではほとんどの新郎がタキシードを選択しており、デザイン・カラーのバリエーションは豊富です。

個性重視で衣装を選びたい新郎も、好みに合うものが見つかるでしょう。

 

テールコート

テールコートは、夜の正礼装です。

ジャケットの後ろ裾がツバメの尾のように長く取られていることから、「燕尾服」ともよばれます。

テールコートの特徴は、以下のとおりです。

 

  • ジャケット:前丈が短く、後ろ裾が長い
  • シャツ:ウイングカラー
  • パンツ:側章あり(2本または1本)
  • ネクタイ:白の蝶ネクタイ

 

テールコートは、勲章の授与式や宮中晩餐会などで着用すべき最上級のフォーマルウェア。

特別な品格が求められる結婚式や、格式ある場所での結婚式におすすめです。

 

モーニングコート

モーニングコートは、「モーニングカット」という独特なカッティングが施された昼の正礼装です。

ジャケットに目をやると、前裾から後ろ裾にかけてのラインが丸く曲線的に仕上げられているのが分かるでしょう。

モーニングコートの特徴は、以下のとおりです。

 

  • ジャケット:膝下までのロング丈。モーニングカット
  • シャツ:ウイングカラー
  • パンツ:シングルの裾。ストライプ柄
  • ネクタイ:シルバーグレーや白黒の結び下げ、アスコットタイ

 

モーニングコートは、新郎・新婦の父親が着用する衣装の定番です。

新郎衣装として選択する場合は、デザインやカラーで差別化を図ることが必要となります。

 

「モーニングを着ないという選択肢も⁈結婚式での父親の服装マニュアル」
⇒ ご覧ください。

 

フロックコート

フロックコートは、モーニングコートが登場する前の昼の正礼装です。

ロングジャケットの前裾が水平にカットされており、モーニングコートよりもシャープな印象があります。

フロックコートの特徴は以下のとおりです。

 

  • ジャケット:膝下までのロング丈。ピークドラペ
  • シャツ:ウイングカラー
  • パンツ:ストライプ柄
  • ネクタイ:アスコットタイ

 

フロックコートはクラシカルな印象が強く、格式のある大聖堂や結婚式場での挙式に最適です。

膝下までのロングジャケットに抵抗がある新郎は、やや短めの丈も選択できます。

 

その他準礼装

準礼装(セミフォーマル)とは、正礼装に次ぐ格式の衣装です。

例えば以下の衣装は、準礼装とよばれます。

 

  • ディレクターズスーツ:黒の無地ジャケット&縞パンツ
  • ブラックスーツ:黒の無地ジャケット&パンツ
  • タキシードスーツ(ブラックタイ以外):ジャケットやネクタイ・小物などを柄物でアレンジ

 

「肩肘張らない結婚式を」と考える新郎・新婦は、セミフォーマルスタイルの新郎衣装を選んでもよいでしょう。

また近年はジャケットのインにTシャツやカットソーを着用したり、カジュアルなスニーカーを合わせたりといった個性派衣装も人気です。

レストランウエディングやカフェウエディング・ガーデンウエディングなどを検討しているカップルは、形式にこだわりすぎる必要はありません。

場所の雰囲気や結婚式のテーマにマッチしたカジュアルな衣装を選んでみてください。

 

紋服

紋服とは、和装のフォーマルウェアです。

「紋付き袴」ともよばれ、色や柄によって正装としてのランクが異なります。

結婚式にふさわしい格式を求めるなら、第一礼装とされる以下の組み合わせがおすすめです。

 

  • 羽織:黒
  • 裏地:白羽二重(しろはぶたえ)
  • 紋:左前、右前、背中、左袖の後ろ、右袖の後ろの5カ所
  • 袴:縞柄

 

前撮りやお色直しで紋服を着用する新郎には、カジュアルなカラー&デザインも人気があります。

例えばベージュやグレーの紋付きは、顔周りが明るくなるのでおすすめです。

 

「和装レンタル☆試着前に花嫁さんがやっておいた方が良いこと」
⇒ ご覧ください。

 

新郎に似合う衣装を選ぶコツ

新郎に似合う衣装を選ぶコツ

新郎に似合う衣装を選ぶには、色のイメージを理解すること、新婦のドレスや会場の雰囲気に合わせることが必要です。

「新郎の衣装選びのコツ」を見ていきましょう。

 

色のイメージで選ぶ

同じデザインの新郎衣装でも、選ぶ色によってイメージは大きく異なります。

どのように見られたいかを意識して、ふさわしい新郎衣装を選択してください。

 

  • 黒:格調高いカラー。シャープでクールな印象
  • 白:新婦と合わせやすい爽やかなカラー。オールホワイトではなく部分使いがおすすめ
  • ネイビー:知的でクールなカラー。彩度によってエレガントにも華やかにもなる
  • グレー:穏やかな印象を与えるカラー。アットホームな結婚式の雰囲気にマッチする
  • ベージュ:温かみを感じさせるカラー。ウエディングドレスの色味となじみやすい
  • ブラウン:落ち着きのあるカラー。日本人の肌色になじみやすい

 

新婦のドレスに合わせる

結婚式は、新郎・新婦が主役です。

2人並んだときに違和感がないよう、「新婦のドレスにマッチしているか」を意識しましょう

例えば、新婦のドレスがクラシカル系なら、新郎衣装もクラシカルなムードを重視すると親和性が高まります。

一方、新婦のドレスがキュート系・ナチュラル系なら、新郎衣装もフォーマルに寄りすぎないようにしましょう。

また2人の間のカップル感を強調したいなら、リンクコーデを意識することも大切です。

衣装や小物の色を合わせたり、デザインや素材でリンクさせたりしてみてはいかがでしょうか。

 

会場の雰囲気に合わせる

新郎衣装を選ぶときは、会場の雰囲気を重視してください。

格式のある場所で挙式するのなら、新郎衣装にも格式が必要です。

着てみたい新郎衣装がある場合は、衣装を決めてから場所を選ぶと失敗しません。

結婚式は、会場装飾から衣装まで統一感が必要です。

会場の雰囲気にそぐわない新郎衣装は、どれほどすてきなデザインでも違和感が出てしまいます。

新郎の衣装を選ぶときの注意点

新郎の衣装を選ぶときの注意点

新郎衣装を選ぶときは、サイズに注意が必要です。

またレンタルを利用する場合は、予約のタイミングも重要となります。

新郎衣装を選ぶとき、「気を付けたいポイント」を見ていきましょう。

 

サイズ感や見栄えにこだわる

新郎衣装は、体にフィットしたジャストサイズを選びましょう。

体に合わないタキシードやテールコートを選んでしまうと、いかにも「借りてきました」という雰囲気が強くなってしまいます。

また体形が気になる新郎は、体形カバーを意識して衣装を選ぶことも大切です。

 

  • 小柄な人:丈の短いジャケットやストライプ柄で「縦のライン」を強調する
  • ガッシリ系の人:Vゾーンが深いジャケットを選ぶとスッキリ見える
  • ぽっちゃり型の人:体形カバーに最適なロングジャケットがおすすめ
  • 細身の人:明るめの色でボリューム感をアップ

 

新郎の魅力が引き立つ衣装を見つけるためには、試着が必須です。

なるべくたくさんの衣装に袖を通し、自分に合う1着を見つけてください。

 

早めに予約を入れる

新郎衣装も、人気が高いものはすぐに予約が入ってしまいます。

レンタルを予定している場合は「結婚式の3~2カ月前までには予約」を入れておきましょう。

またオーダーメイドを予定している方は、仕上がりまでにより長い時間がかかります。

結婚式の半年前までにはオーダーすることが必要です。

早めに新婦と話し合い、ウエディングドレスにマッチする新郎衣装を探してください。

 

新郎衣装にもこだわって理想の結婚式を実現しよう

新郎衣装の定番はタキシードですが、「モーニングコート・テールコート・フロックコート・準礼装・紋服」などの選択肢もあります。

新婦のウエディングドレスとの相性を考慮して、2人が並んだときに映える衣装を選択しましょう。

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