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結婚式で避けるべき忌み言葉とは?使いがちな言葉を紹介

記事公開日:2025.02.06 / 最終更新日:2025.02.06
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結婚式で避けるべき忌み言葉とは?使いがちな言葉を紹介

新郎・新婦にとって、結婚式は一生に一度の晴れ舞台です。

そのため、不吉なことや、縁起が悪いことを連想させないよう、発する言葉の一つひとつに気を遣いましょう。

この記事では、結婚式で避けるべきとされる「忌み言葉」について詳しくまとめました。

また、うっかり口にしてしまったときの対処法や、言い換えのポイントもご紹介します。

言葉選びに不安のある新郎・新婦は、ぜひチェックしてみてください。

 

忌み言葉とは?

忌み言葉とは?

日常生活では、「忌み言葉」を意識する場面はあまりないでしょう。

結婚式でうっかり使ってしまわないよう、忌み言葉の概要や対処法を確認してください。

 

特定の場面での使用を避けるべき言葉

「忌む」には、「特定の人や物、ことなどを嫌って近づきたがらない」という忌みがあります。

すなわち忌み言葉とは、その場面での使用を避けるべき言葉です。

忌み言葉は状況によって変わるため、「これ」と断定できるものではありません。

例えば結婚式の場合は、別れや不幸・悲しみを連想させる言葉が忌み言葉とされます。

従って、結婚式のスピーチなどでは、言葉選びに十分な注意が必要です。

 

「言霊」を信じる日本らしい風習

結婚式で忌み言葉を避ける習わしは、日本古来の「言霊(ことだま)」が根底にあります。

言霊とは、言葉には魂や力が宿っているとする考え方です。

昔の人は口から出した言葉が現実にも影響を与えると考え、非常に慎重に言葉を選んでいました。

結婚式というお祝いの場では不吉な言葉を避け、新郎・新婦の幸せな未来に水を差さないようにしていたのです。

この習わしは現代にも引き継がれ、結婚式ではネガティブな言葉を使わないのがマナーとされています。

 

忌み言葉を使ってしまったときはどうする?

結婚式のスピーチ中などに忌み言葉を使ってしまったら、すぐに謝罪・訂正することが大切です。

普段使用している言葉がつい口に出てしまったときは、「失礼しました」と一言伝え、そのまま冷静に続けてください

また、極端に神経質になる必要はありませんが、原稿をチェックする際は忌み言葉が含まれていないかをしっかりチェックしておきましょう。

 

結婚式で避けるべき忌み言葉

結婚式で避けるべき忌み言葉

結婚式での失敗を避けるためには、どのような言葉が忌み言葉とされるのかを知っておくことが大切です。

スピーチの準備を進めている新郎・新婦がチェックすべき、忌み言葉と言い換えのポイントをご紹介します。

 

【結婚式の忌み言葉】別れを連想させる言葉

別れる|切る|離れる|終わる|忘れる|去る|断つ|裂ける|捨てる|返す|落ちる|冷める|短い|流れる

これから共に人生を歩む新郎・新婦にとって、別れを連想させる言葉は縁起が悪いと考えられます。

結婚式では忌み言葉とされるため、使わないのがマナーです。

 

言い換えのポイント

 

忌み言葉 言い換え例
別れる ・別れを選んだ→距離をおいた
切る ・スタートを切る→新たな一歩を踏み出す、スタートラインに立つ
・ケーキを切る→ケーキに入刀する
離れる ・親元を離れて→一人暮らしを始めて
・現場を離れる→家庭に入る
終わる ・家族と過ごす生活が終わる→これから新しい家庭を築く
・これにて終了します→これにてお開きにします、結びの言葉とします

 

忌み言葉の言い換えの言葉は、文脈によって異なります。

言いたいことを整理して、ポジティブな響きになるよう調整することが大切です。

別れを連想しがちな忌み言葉には、以下のような言い換え例があります。

 

【結婚式の忌み言葉】不幸や死を連想させる忌み言葉

負ける|絶える|散る|な(無)くす|消える|滅びる|破る|倒れる|断つ|裂ける|悲しむ|短い|失う|途絶える|破れる|崩れる|欠ける|死ぬ|病気|枯れる|苦しむ

結婚式は、新しい生活の始まりを祝うための儀式です。

不幸や死に関連する言葉は、特に忌避される傾向があります。

例えば、「死」などは非常にインパクトの大きい言葉です。

結婚式では決して使わないようにしましょう。

 

言い換えのポイント

 

忌み言葉 言い換え例
負ける ・負けた試合では→勝てなかった試合では
・「負けた」と感じた→「勝てない」と感じた
絶える ・一日も絶えることなく→ずっと続けて
・笑顔の絶えない→笑顔でいっぱいの、笑顔であふれる
散る ・桜の花びらが散る→桜の花びらが舞う
な(無)くす ・自信をなくさずに→自信をもち続けて

 

不幸や死を連想させる言葉は、幸せや成長を表す言葉に置き換えられます。

未来を連想しながら言葉をつなぐと、違和感がありません。

 

【結婚式の忌み言葉】重ね言葉

ますます|またまた|しばしば|たびたび|重ね重ね|重々|返す返す|たまたま|いろいろ|次々|徐々に|だんだん|日々|ときどき|みるみる|わざわざ|いよいよ|どんどん|くれぐれも

重ね言葉とは、同じ言葉が連続している言葉です。

結婚式では、「2回目」を連想させる言葉は忌避されます。

日常的に使う言葉も多いため、「ついうっかり」が出ないよう注意が必要です。

 

言い換えのポイント

 

忌み言葉 言い換え例
ますます さらに、一層、もっと
またまた 再度、あらためて
しばしば よく、頻繁に
たびたび 何度も、折に触れて
まだまだ まだ、今はまだ
重ね重ね 心より、重ねて
重々 十分に、よく
返す返す 繰り返し、何度も

 

ただし、重ね言葉はポジティブな文脈であれば使っても構わないとされます。

例えば、「ますます幸せに」「いよいよこの日を迎えました」などは、結婚式にふさわしい表現です。

 

【結婚式の忌み言葉】ネガティブな印象を与える言葉

苦労|辛い|困難|大変|悲しい|哀愁|悲哀

暗い未来を連想させる言葉は、結婚式では忌み言葉です。

「忙しい」は漢字で「心を亡くす」と書くことや、「亡」という字が含まれることから、縁起が悪いとして忌避されています。

 

言い換えのポイント

 

忌み言葉 言い換え例
苦労 ・お互いに苦労を重ねて→お互いに励まし合って
辛い ・辛いことが多く→ハードなことが多く
大変 ・大変な努力家→他に類を見ない努力家
寂しい ・家から出るのは寂しい→新しい生活の始まりに身が引き締まる

 

ネガティブな言葉は、辛い経験から得られる価値や成長の機会に目を向けると言い換えやすくなります。

 

忌み言葉を使ってしまいがちな場面

忌み言葉を使ってしまいがちな場面

結婚式では、招待状やスピーチ・親への手紙などで忌み言葉が出てしまうケースがあります。

新郎・新婦が気を付けたい、「ついうっかり」が発生しやすい場面をご紹介します。

 

招待状

忌み言葉 言い換え例
忙しい ・お忙しい中→ご多用の中
締切 ・締切は〇月〇日です→ご返信は〇月〇日までにお願いいたします
去年 昨年

 

ゲストへの招待状は、日常的に使う言葉に注意が必要です。

例えば「お忙しいところ恐縮ですが……」などの文章は一見問題がなさそうに見えます。

しかし、「忙しい」は結婚式では忌み言葉です。

「ご多用のところ恐縮ですが……」と記しましょう。

 

スピーチ・謝辞

忌み言葉 言い換え例
最後に ・最後になりますが〜→〜を結びの言葉といたします
短い ・短い時間ではございますが→つかの間ではありますが
冷める ・冷めないうちに→温かいうちに

 

スピーチや謝辞では、「最後になりますが」「短い時間ではございますが」などと言いがちです。

ポジティブに言い換えて、お祝いの雰囲気を壊さないようにしましょう。

また「料理が冷める前に」も好ましい言い方ではないため、「温かいうちに」と言い換えることをおすすめします。

 

「披露宴でのスピーチは誰に頼む?絶対これだけは気を付けたい人選のポイントとは?」
⇒ ご覧ください。

 

親への手紙

忌み言葉 言い換え例
寂しい ・家族と過ごした家を出るのは寂しい→家族と過ごした時間を懐かしく思う
離れる ・離れて暮らすことになる→新しい生活が始まる

 

親への手紙は、どうしても感傷的になりがちです。

寂しい・悲しい気持ちがあっても、言葉にするのは控えましょう。

親元を離れることを「成長」ととらえ、前向きな言葉に言い換えてください。

 

「感動必須*花嫁からの手紙の書き方のコツ教えちゃいます」
⇒ ご覧ください。

 

おめでたい結婚式では忌み言葉を使わないのがマナー

おめでたい結婚式では、不吉な言葉や別れを連想させる言葉が忌み言葉です。

招待状やスピーチでは言葉遣いに配慮し、ゲストに違和感を与えないことが大切です。

本番前に「避けたい言葉リスト」を作成し、チェックしておくと、うっかりミスの防止につながります。

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