船の上で結婚式を挙げられる?メリット・デメリットを紹介
結婚式のスタイルが多様化する昨今、船の上で結婚式を挙げる「船上結婚式」「クルーズウエディング」が人気です。
海に特別な思い入れのあるカップルや、ロマンティックな結婚式を挙げたいカップルは、「船の上」も結婚式の選択肢に加えてみてください。
本記事では、船上結婚式の「概要」や、船の上で結婚式を挙げる「メリット・デメリット」をご紹介します。
結婚式は船の上でも挙げられる?
結婚式を行う場所について、厳密な決まりはありません。
対応してくれる施設が見つかれば、どこででも挙式は可能です。
船で行う結婚式は「船上結婚式」「クルーズウエディング」などと呼ばれ、多くの新郎・新婦に選択されています。
ここからは、「船の上での結婚式について」詳しくご紹介します。
結婚式に使用する船
船の上で結婚式をしたい場合、「1船貸切」または「客船の一部を貸切」のいずれかとなります。
利用人数は船の規模によって異なりますが、ほとんどのクルーズ会社では最低利用人数が設定されているので要注意。
船の規模や会場の広さによりますが、20人以上から・40人以上からなどとするところが多いようです。
またチャーターできる客船は、ウエディング専用のチャーター船もあれば、一般的なクルーズ船もあります。
設備や対応できる料理・演出などに違いがあるので、自分たちの理想を実現できるかどうかを確認してください。
船の上での挙式スタイル
船の上での結婚式は、デッキで行われるのが一般的。
デッキの上は海風が心地よく開放感があり、教会や神社での結婚式とは違った趣があります。
誓いの言葉を述べれば、周囲を囲むゲストたちから祝福の声をかけられるでしょう。
船上結婚式プランのあるクルーズ会社を選ぶ場合は、「船長式」の結婚式がおすすめです。
船長式とは、クルーズ船の船長が新郎・新婦の結婚の立会人となってくれる挙式スタイル。
船上結婚式ならではの特別感があり、一生忘れられない思い出となるでしょう。
船上結婚式の費用
船上結婚式にかかる費用は、選択するプランや招待するゲスト数・結婚式の日時などによって異なります。
一概にはいえませんが、一般的な結婚式と比較して、びっくりするほど高額になることはありません。
プランを上手に選択すれば、お得に結婚式を挙げることも可能です。
例えば東京都内のクルーズ会社では、少人数ウエディングで「180万円前後」、一隻貸切で「280万円前後」のプランが見つかります。
船上結婚式にかかる費用の構成例は以下のようになります。
ただし詳細はクルーズ会社によって異なるため、挙式を希望する会社で確認してください。
- 乗船料金
- ウエディング料理
- フリードリンク
- 船のチャーター料金
- ウエディングコーディネート料金
- 写真撮影代
- 装花代
- ペーパーアイテム代
- サービス料(10%前後)など
船上結婚式のメリット
船上での結婚式は、一般的な結婚式場やホテルなどにはない特別感が魅力です。
船上結婚式を選択する「メリット」について見ていきましょう。
地上では見られない景色
船上での結婚式の魅力は、海の上ならではの景色を楽しめること。
デッキに出れば青い海と空が広がり、圧倒的な開放感があります。
船が進むごとに見える風景も変化していくので、見飽きることがありません。
潮の香りも心地よく、海の景色と魅力を存分に堪能できる結婚式となります。
船上の景色をより楽しみたいカップルにおすすめなのは、サンセットクルーズやトワイライトクルーズ。
夕方は刻一刻と風景が変わり、水平線に広がるグラデーションが見事です。
日が沈んで夜が訪れると街の灯がきらめき、ロマンティックな夜景も見られます。
「船上だからこそ」の演出が可能
船上での結婚式では、船の上でしかできない演出がさまざまあります。
結婚式の特別感が増し、生涯忘れられない思い出となるに違いありません。
クルーズ会社によって異なりますが、船上の結婚式では以下のような演出があります。
- ハート型のコースを航海する
- 新郎・新婦が船の汽笛を鳴らす
- 打ち上げ花火を上げる
- 新郎・新婦の名前が入った旗を揚げる など
ウエディングプランのあるクルーズ会社なら、船の上での結婚式をサポートしてくれるプランナーが在籍しています。
海の上で行いたい演出がある場合は、気軽に相談してみてましょう。
ゲストの期待感が高い
船上結婚式の認知度は高いとはいえ、「実際に参列したことがある」というゲストは多くないのが実情です。
「船の上で結婚式を挙げる」といえば、ゲストの期待感も高まります。
また定番の演出の特別感が増すのも、船上結婚式の魅力の一つ。
例えばおなじみのバルーンリリースも、船の上ならより高く・遠くへ飛んでいきます。
青い空と海をバックに舞い上がっていくバルーンに、ゲストからも大きな歓声が上がるでしょう。
たくさんの結婚式に参列してきたゲストにも、新鮮な気持ちで結婚式を楽しんでもらえるのはメリットです。
「ムード満点!プロポーズするなら<海>絶景スポット」
⇒ ご覧ください。
船上結婚式のデメリット
船の上での結婚式で気になるのは、天候やトラブルが起きたときの対応です。
船の上ではどのような「リスク」があるのか、船上結婚式を選ぶ前に理解しておきましょう。
天候の不安が大きい
船上結婚式は、天候の影響を受けやすいのがデメリットです。
多少の雨・風ならば、出航自体が中止になることはありません。
しかし船の上だからこそ期待される開放感は半減します。
デッキに出ることも難しくなれば、新郎・新婦はもちろんゲストも少なからず落胆してしまうでしょう。
万が一台風などで海上が荒れているときは、出航そのものがかないません。
着岸したまま結婚式を挙げることとなり、船の上という魅力はほぼ消滅します。
新郎・新婦は、通常の結婚式よりも天気に関するストレスを強く感じることとなるでしょう。
天気予報に不安を感じたくないのであれば、台風シーズンや梅雨は避けたいところ。
また真夏・真冬も暑さ・寒さが厳しく、おすすめの季節とはいえません。
船上結婚式に最適な季節は、春と台風シーズンが終わってからの秋のみ……ということになると、結婚式のタイミングを測るのが難しくなりそうです。
「結婚式の天気が悪そう?当日の変更点を詳しく解説」
⇒ ご覧ください。
出航すると引き返せない
船が一度出航すれば、引き返すことはできません。
トラブルが発生した際は、船の中で対応する必要があります。
船の上での結婚式で多いトラブルが、ゲストや新郎・新婦の船酔いです。
大型の客船は波の影響を受けにくいものですが、船酔いしやすい人も散見されます。
具合が悪くなってしまった人にはスムーズに対応できるようにしておきましょう。
またゲストが遅刻してしまった場合でも、ゲストを待つことはできません。
たとえ大切なゲストであっても、結婚式に参列してもらうことはできなくなります。
ただし船が出航するのは、結婚式が一通り終わってから……とするのが一般的です。
ゲストは結婚式が終わるまでに到着できれば、出航に間に合います。
船の上でゲストも喜ぶ結婚式を挙げよう
船上の結婚式に対応している会社は、日本各地の主要な港にあります。
「他の人とかぶらない結婚式を挙げたい」「ゲストが喜ぶ結婚式を挙げたい」と考えるカップルは、最寄りの港で運航しているクルーズ会社をチェックしてみるのがおすすめです。
海の上という非日常的なシチュエーションは、一生に一度の晴れの日をより特別なものにしてくれます。
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