結婚式の料理・メニューの選び方を4つのポイントで詳しく紹介
結婚式の料理・メニューが、ゲストの満足度を左右するといっても過言ではありません。
とはいえ料理やメニューの種類はたくさんあって、「どうやって選んだらいいの?」と困惑するカップルも多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、結婚式の料理・メニューを選ぶポイントや、選ぶときの注意点をご紹介。
試食会のポイントもお伝えするので併せてチェックしてみてくださいね。
結婚式の料理・メニューの選び方の4つのポイント
結婚式の料理・メニューを選ぶときは、
- 予算
- ゲストの好み
- 料理の見映え
- 味
などに気を配ることが大切です。
それぞれのポイントについて、詳しくみていきましょう。
1. 結婚式のゲストの料理予算を決める
結婚式のゲストの料理金額は、1人当たり「約1万6,000円」(飲み物代を除く)が平均的な相場です。
料理の予算を組む場合は、ひとまず「1万6,000円×ゲストの人数」で計算してみてください。
「計算してみたけれど、高すぎる」という場合は、提供スタイルを再考したりコースランクを下げるなどをして金額を調整しましょう。
逆に、「まだ余裕がありそう」という場合は、コースをランクアップしたり飲み物の選択肢を増やしたりすると、料理がより充実した内容になります。
2. 予算に合わせた提供スタイルを選ぶ
提供スタイルとは、「ビュッフェ形式」「コース形式」のどちらにするかということ。
ゲスト1人当たりの相場は、ビュッフェ形式が「約8,000円~」、コース形式が「約1万3,000円~」となります。
結婚式の料理にコストをかけられない場合はビュッフェ形式、かけられるならコース形式を選択するとよいでしょう。
ただしビュッフェ形式を選択すると、ゲストが絶えず立ち歩く状態になります。
式そのものがカジュアルになるので、一般的な披露宴を予定している人にはおすすめできません。
きちんとプログラムを組んで式を進めたい場合は、ある程度予算をとってコース形式を選択しましょう。
3. 料理のジャンルはゲストの好み・年齢を考えて
料理のジャンルと品数・金額の平均相場は、以下のようになります。
- フレンチ:7~10品(1万6,000円~)
- 和食:10品程度(1万6,000円~)
- 和洋折衷:7~8品(1万5,000円~)
- イタリアン:5~7品(1万5,000円~)
このうち人気なのは、華やかな場にふさわしいフレンチや、西洋風と和風を織り交ぜた独創的な折衷料理。
特に折衷料理はお箸で気軽に食べられるメニューも多く、年配のゲストからは大好評です。
ゲストの顔ぶれを思い浮かべながら、「食べやすさ」や「好みに配慮」して料理のジャンルを選びましょう。
なお品数が少ない場合でも、1皿のボリュームがたっぷりな場合もあります。
特にイタリアンはその傾向が強いので、品数だけで判断するのは好ましくありません。
実際の写真もチェックして、価格とボリュームのバランスがよい料理を選ぶことが大切です。
4.「華やかさ」「ボリューム」「味」がそろったメニューがおすすめ
結婚式の料理は、ゲストにとって大きな楽しみのひとつです。
おもてなしの気持ちを最大限に表わすなら、
- 見た目の華やかさ
- ボリューム
- 味
どれが欠けるのも好ましくありません。
見た目のポイントは、ハレの日にふさわしい豪華な食材を使うこと。
オマール海老や牛フィレ肉・フォアグラなどの豪華なメニューが供されれば、ゲストのテンションも上がります。
加えてカトラリーやテーブルセッティングまでおしゃれな会場なら、結婚式の印象は大幅にアップするでしょう。
また料理は、ゲストに物足りなさを感じさせないことが大切です。
フレンチや和食なら10品以上のコースを選ぶと、喜ばれるおもてなしとなるに違いありません。
ただし、料理はやはり味が肝心。
メニューを決めるときは必ず試食をして、自分の舌でおいしさを判断してください。
試食のポイントについては後述するので、ぜひチェックしてみてくださいね。
結婚式の料理・メニューを選ぶときの注意点
結婚式の料理・メニューを選ぶときに大切なのは、「ゲストへの配慮」です。
どんな人にでもおいしく食べてもらえるよう、事前のリサーチを徹底しましょう。
また予算の都合上、料理にお金をかけられないケースもあるものです。
低めのコースを選択してしまった場合でも、ゲストを満足させるポイントをご紹介します。
1. 子ども・高齢者に配慮した料理を用意する
子どものゲストがいる場合は、子ども用のメニューが必要です。
大人用の料理は、子どもには食べにくかったり量が多すぎたりしてしまうもの。
小さなゲストにも楽しんでもらえるよう、お子様メニューやハーフメニューなどを用意しておきましょう。
また高齢のゲストの中には、油っこい食べ物や量が多めの食べ物・固い食べ物が苦手な人が少なくありません。
量を少なめにしたり、一部メニューを変えたりなどをして対応しましょう。
ただし、いずれの場合でも、新郎・新婦が独断でメニューを決めるのは好ましくありません。
子どもの場合は保護者、高齢のゲストは本人またはその家族・親族などに、メニューの意向について確認してください。
2. 食べられない食材を把握しておく
ゲストによっては、食物アレルギーや宗教上の理由、あるいは本人の信条から、特定の食材を口にできないことがあります。
招待状にはアンケート欄を設けて、「食べられない食材がないか」「ある場合は何が食べられないのか」を記入してもらいましょう。
招待状で食べられない食材があると答えたゲストには、メニューの変更が必要です。
個別の対応が可能かどうか、式場に問い合わせてみましょう。
3. 低価格コースを選ぶならオプションの利用も検討して
低いランクのコースを選ぶと、どうしても全体的にメリハリのない構成になりがちです。
料理を楽しみにしているゲストをガッカリさせないよう、オプションの利用を検討するのがおすすめです。
たとえば、メインのボリュームをアップしたり、食材を少し豪華にしたりするだけでも、テーブルが一気に華やかになります。
また予算が許す場合は、1品プラスするのもよいかもしれません。
余興的な盛り上がりが欲しい場合は、コース料理とは別にデザートビュッフェなどを用意すると喜ばれます。
結婚式の料理・メニューを決める前に試食するのがおすすめ
多くの結婚式場が、結婚を考えているカップルに向けたブライダルフェアを行っています。
施設見学やドレスの試着に加えて料理の試食会が含まれているケースが多く、料理選びに迷っているカップルには大きな助けとなるでしょう。
ここからは、試食会に参加する際、「チェックすべきポイント」をご紹介します。
1. 料理の味・温度・見た目をチェック
料理が出てきたら、「この料理が自分たちの結婚式に出されたら…」とイメージしながら口にしましょう。
味はもちろん、見た目の華やかさもシビアにチェックしてください。
また、料理の味を大きく左右するのが温度です。
温かいものがちゃんと温かいか・冷たいものがきちんと冷えているかなど、細かい点まで確認することが大切です。
2. 迷ったらフルコースを試食してみても
ブライダルフェアの試食会は、ワンプレートやハーフコースがほとんど。
どうしても迷ってしまうときは、本番と全く同じフルコースをお願いしてみましょう。
一つひとつの料理について味やボリュームを確認できるため、自信を持っておいしい料理をゲストに提供できます。
ただし、試食会でフルコースを提供する会場は非常にまれです。
フルコースは別料金となるケースが多いため、予算と相談しながら申込んでくださいね。
【結婚式の料理・メニューの選び方を4つのポイントで詳しく紹介 まとめ】
結婚式の料理は見映え・味・ボリュームを重視して選ぼう!
結婚式の料理・メニューは、おおよその予算を決めてから提供スタイルや料理のジャンルを決めましょう。
料理のランクはさまざまなので、「ゲスト1人につきどのくらいまでならOKか」を明確にしておくのがおすすめです。
多くのゲストは、新郎・新婦の晴れ姿と同じくらい、供される料理を楽しみにしています。
せっかく来てくれたゲストをガッカリさせないよう、見映え・味・ボリュームともに満足できる料理を選びましょう。
まずは2人でブライダルフェアに予約をして、気になるメニューを試食してみてはいかがでしょうか。