いつ・どこに出すの?何がいるの?~婚姻届け完全ガイド〜
結婚を控え、婚姻届けを楽しみにしている方もいるかもしれません。
婚姻届を無事に提出すれば、晴れて夫婦としての第一歩を踏み出せます。
しかし、婚姻届の記入ミスや不備があると書類が受理されず、希望していた入籍日がずれてしまう恐れもあるため気を付けましょう。
そこで今回は、「婚姻届けの流れ」や「ポイント」を詳しく解説していきます。
婚姻届の入手方法とは?
入籍にあたってはまず、婚姻届を手に入れることから始めましょう。
婚姻届は市区町村役場の戸籍を扱っている部署に出向き、もらってくるのが一般的です。
書き損じてもよいように2~3枚用意しておくとよいでしょう。
近年では、婚姻届をインターネットでダウンロードして使う方も増えています。
ダウンロードの際には上質紙かコピー用紙を用意し、A3サイズで印刷しましょう。
また、おしゃれなデザインの入った婚姻届や、キャラクターの絵柄が入った婚姻届を用意して提出しても問題ありません。
最近ではWebサイトからも婚姻届をダウンロードできるので、2人らしいデザインの婚姻届用紙を探してみてもよいでしょう。
ただし、イラストが多かったり体裁が整っていなかったりすると婚姻届を受理してもらえないことがあります。
心配な場合には、使いたい婚姻届を事前に役所に見せ、受理してもらえるか確認しておきましょう。
婚姻届はどのように記入したらよい?
婚姻届は役所に提出する正式な書類なので、間違いのないよう正しく記入していきましょう。
ここからは、「婚姻届に記載する内容」を、記入欄ごとに詳しく紹介していきます。
届出日
届出日とは婚姻届を提出する年月日のことで、この日が2人の入籍日になります。
入籍日は戸籍に残り続けるため、希望する日付があるときにはその日に合わせて書類を準備しましょう。
なお、婚姻届は365日いつでも届け出ることができます。
氏名
氏名の欄には2人の旧姓をそれぞれが直筆で書き込みます。
名前を記入するときには、戸籍に記載されているとおりの文字を使いましょう。
この欄と署名欄、証人の欄以外の部分は、夫になる人と妻になる人のどちらが記入しても問題ありません。
住所
続いて、現住所と世帯主を記載していきます。
この欄には本籍地ではなく、住民票のある住所を記入しましょう。
住所欄に新居の住所を記入したいときには、先に住所変更届を出しておくとよいでしょう。
本籍
本籍の欄には、夫と妻それぞれの本籍地を記入します。
また、戸籍謄本に記載されている筆頭者についてもこの欄に記入する必要があります。
婚姻後の夫婦の氏
この欄では、夫と妻のどちらの名字に統一するのかを示します。
夫婦別姓を希望する声も聞かれるものの、現在のところは婚姻届の提出時にはいずれかの氏に統一することになっています。
新しい本籍
新しい本籍とは、これから夫婦が本籍地とする住所のことです。
結婚後には夫婦の新しい戸籍が作られるため、この欄には新本籍の場所を記入する必要があるのです。
同居を始めたとき
この欄には、結婚式の日付か同居を始めた日付のうち、早い方を記入します。
どちらもまだという場合には空欄にしておきましょう。
初婚・再婚の別
初めての結婚の場合には初婚に、再婚の場合には再婚の状況について記入しましょう。
同居を始める前の夫妻それぞれの世帯の主な仕事と夫妻の職業
この欄には、2人の仕事について該当する欄にチェックを入れましょう。
連絡先
婚姻届の欄外には連絡先の欄があるので、忘れずに電話番号を記入しておきたいものです。
婚姻届の内容に不備があった場合にはこの電話番号に確認の電話が入るため、日中に連絡が取れる電話番号を書いておきましょう。
届出人
届出人の欄には2人がそれぞれ旧姓で名前を自署します。
印鑑は押しても押さなくても問題ありません。
証人
証人欄とは、2人に結婚の意思があることを証明するために、他の人に署名をしてもらう欄です。
証人として認められるのは成人済みの人のうち、夫婦の婚姻について知っている人です。
多くの場合、夫婦の両親や兄弟、友人などが証人となりますが、それ以外の方を証人としても問題ありません。
2人の証人にそれぞれ氏名、生年月日、本籍地を記入してもらいましょう。
婚姻届の提出時に必要なものは?
婚姻届の提出時には、いくつかの持ち物を用意しておく必要があります。
ここからは、「婚姻届を出すための準備」についてチェックしていきましょう。
婚姻届の用紙
婚姻届の提出予定日までに、用紙の記入を済ませておきましょう。
婚姻届は正式な書類となるため、書き損じたときに修正液や修正テープを使うことは認められていません。
書き間違えてしまったときには新しい書類を使うか、二重線で消して余白に正しい内容を記載します。
婚姻届は1枚用意しておけば問題ないものの、提出した書類は返却されません。
婚姻届を記念に残したい場合は2枚作成するか、コピーを取っておきましょう。
戸籍謄本
婚姻届の提出時には戸籍謄本を提出する必要があります。
戸籍謄本とは全部事項証明とも呼ばれる書類で、本人の身分事項を証明するために欠かせません。
戸籍謄本は役所で直接取得する他に、本籍地が遠い場合には郵送で取り寄せることも可能です。
ただし、取り寄せには1週間程度かかってしまうため、入籍予定日から逆算して早めに取得しておきましょう。
戸籍謄本は代理人でも請求可能ですが、同じ戸籍に入っている親族なら本人確認書類が、戸籍の違う知人などなら委任状と正当な理由が必要になります。
なお、2人の本籍地と同じ市区町村に婚姻届を提出する場合には、戸籍謄本の準備は必要ありません。
身分証明書
婚姻届の提出時には、運転免許証やマイナンバーカードなど身分証明書の確認を求められます。
身分証明書がない場合でも受理自体はしてもらえますが、後から本人確認の電話がかかってくることがあります。
二度手間を防ぐためにも、届出時は身分証明書を持参しましょう。
印鑑
かつては婚姻届には印鑑を捺すのが当たり前でしたが、2021(令和3)年の9月以降は押印が不要となりました。
本人の印鑑だけでなく、証人の印鑑の押印も任意となっており、署名のみで提出が可能です。
もちろん、押印して提出しても問題ありません。
「正式な書類だからあえて印鑑を押して提出したい」という方もいるようです。
印鑑を使うか使わないかは、婚姻届の提出前に2人で話し合っておくとよいでしょう。
婚姻届を作成したら、いよいよ提出!
2人で婚姻届を書き上げたら、いよいよ市区町村役場への提出です。
基本的に、市区町村役場では24時間365日いつでも婚姻届を受理してもらえます。
また、本人たちによる提出が難しいときには代理人が提出するなどの対処も可能です。
婚姻届に記入ミスや間違いがあった場合には後日訂正に行かなくてはならず、入籍日もずれてしまう恐れがあるため気を付けましょう。
なお、婚姻届受理証明書が欲しい方は、提出時に有料で請求できます。
スムーズな婚姻届けのためには、しっかりと事前準備をしておくことが大切です。
分からないことがある場合は、各自治体のホームページで調べるか、直接電話で確認しましょう。
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