福岡の結婚式のしきたりや伝統のまとめ
福岡県の特徴
福岡県は九州北部に位置するその県庁所在地が福岡市です。
町ごとに曳く山と言われる山車を勢いよく曳いていく櫛田神社祇園例大祭、通称、博多山笠で知られています。
この博多山笠は福岡の結婚式にも関わりを持っています。
毎年7月1日から15日かけての半月、山笠の時期は男性は祭りにかかりきりになります。
山を曳くときは、男性たちは足元を地下足袋、脚絆でかため、締め込みを絞め、水法被という法被を羽織ります。
水法被は白地に流や町の名を意匠化したデザインのものになります。
この水法被に対して、当番町(その年に流を構成する各町々をまとめ、流の山笠運営を仕切る町)を務める時に「長法被」を新調します。
この長法被は「当番法被」とも呼ばれそのデザインは伝統的な絣模様で町名を表す法被になります。
この長法被はどこの町の者かが一目でわかるものなので博多では結婚式に着ることが出来る晴れ着の役目も果たすものです。
男たちが祭りで家をあけていても、博多の商家のごりょんさんと呼ばれる主婦はきっちりと家を守ります。
九州男児は男性が頑固で威張って、女性は男性を立て、出しゃばらないおとなしいイメージがありますが、女性は芯が強く要所要所で旦那さんをしっかりと抑えています。
福岡県の婚礼
婚礼は、男性側が、澄み酒(寿美酒)といい、酒一升か、角樽と鯛を女性側に納めます。
女性側は受け取った鯛を調理して返します。
これが結納です。
この儀式が終わると、女性側が嫁入り前の家紋を入れて染めたちりめんなどの生地でつくった嫁御風呂敷を手にして重箱や花嫁道具を持って嫁入りしました。
こうして嫁入りすると若ごりょんさんと呼ばれ、ごりょんさんについて商家の嫁として成長していきました。
「博多祝いうた(祝いめでた)」
婚礼には「博多祝いうた(祝いめでた)」がうたわれ、「博多手一本」で締めくくられることは江戸時代から続いていて、現在でも行われている伝統です。
列席者の中から年長の方や親族の兄弟などが祝いめでたを唄います。
その際は歌詞は7番までありますが、1番のみ唄われることが多いようです。
1番意外にも続けて唄うときには作法があります。
1番は音頭取りが唄い、2番以降を手拍子を交えて全員が唄います。
他県から参加するときはあらかじめ、どんなものかを確認しておくと当日焦らなくて良いかと思います。
手一本も地元以外の人が出席した場合戸惑ってしまいます。
掛け声のあとに手拍子を打ちます。
よーお、パンパン、もひとつ、パンパン、いおうて(祝って)三度、パ、パン、パンです。
最後の三度は最初のパも入っての三度ですので、気を付けてください。
その後拍手はしません。
折角締めたのが台無しになると考えられています。
ハレの席では祝いめでたは必ず唄われますし、必ず手一本で締めくくられます。
前述の博多山笠でも行われています。
婚礼でのおもてなし、料理
また、婚礼でのおもてなし、料理も味、品質を重視しています。
これも県民性に拠るところが大きいです。
福岡の県民性として男性は活気があって、良い意味で見栄っ張り、みんなで盛り上がる事が大好きで人が大好きです。
女性は流行に敏感で男性に尽くしながらも肝心なところはきちんと締めるところがあり、一本筋がとおっています。
昔は今よりもはるかに、結婚とは家と家の結びつきであるという考えが強いものでした。
また結婚式も新郎の家の座敷で行うのが普通でした。
おもてなしするのは新郎の家となります。
家長をはじめ新郎側が、迎える人々に良い婚礼だった、すばらしいもてなしだったと言って貰えるように多少の見栄をはっても最高のものを揃えるのも必然だなのです。
この時に出されていた祝い事の料理に伝統料理の「がめ煮」があります。
一口大に乱切りした里芋、人参、などの根菜に椎茸、を蒟蒻や鶏肉を砂糖と醬油で煮込んだものです。
祝い事には必ず膳に上るものであり日常にも食べられるもので華やかさの中にも日常が見え隠れする福岡が凝縮しているような料理です。
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ザ・ロイヤルクラシック福岡
~クラシカル・ゴージャスな空間でデビュタント
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ラ・ブリエ教会はステンドグラスの明かりが室内に柔らかく反射して、刻刻と幻想的な空間へ変容するチャペル。
「光り輝く」の意味そのまま“ラ・ブリエ”教会は息をのむほどの神秘的な美しさ、それに包まれる幸福感を想像してみてください。
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「グラン・ド・ヴィラ」は鮮やかな花と緑、優しい音を醸す噴水が素敵なアクアガーデンが印象的なモダンリゾートテイストのバンケットルーム。
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「グラン・ド・シャルマン」は洗練されたモダニズムデザインのバンケットルーム。
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