プロポーズでもらった花束を保存する方法をわかりやすく解説
プロポーズのときにもらった花束は、とても大切な贈り物。
できれば思い出として長く取っておきたいと思う方も多いのではないでしょうか。
今回は、プロポーズでもらった花束を「保存する方法」や、「保存するタイミング」についてわかりやすく解説します。
プロポーズでもらった花束の活用方法についても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
プロポーズでもらった花束の保存方法
プロポーズでもらった花束を保存する方法は、大きくわけて「3つ」あります。
ドライフラワーにする
最も一般的な方法は、花束をドライフラワーにする方法です。
花の水分をしっかり抜くことで、花束をより長持ちさせることができます。
ドライフラワーの作り方は複数ありますが、一番気軽に自作できるのは「ハンギング法」と呼ばれる方法です。
ハンギング法は、その名の通り、花を吊して自然乾燥させる方法で、風通しが良く、直射日光の当たらない場所で1~2週間ほど陰干しします。
最も手軽な方法ですが、自然乾燥するまでに長い時間がかかると色あせてしまう可能性があるため、扇風機などを使ってなるべく短時間で乾燥させるのがポイントです。
ハンギング法で作ったドライフラワーは半年~1年くらい保存することができます。
より花束を長持ちさせたい場合は、シリカゲル法を用いるのがおすすめです。
シリカゲル法とは、二酸化ケイ素を原料とした多孔質物質のことで、日常生活では乾燥剤として多用されています。
シリカゲル法では、ドライフラワー用のシリカゲルを密閉容器の底に1cmほど敷き詰め、花束を置いてから、再びシリカゲルを振りかけて完全に埋めます。
最後に密閉容器の蓋をしっかり閉め、1週間ほど置いておけばドライフラワーが完成します。
立体的な花でも、ほぼ原型を留めたままドライフラワーにできるところが大きな利点です。
「シリカゲル法」で作ったドライフラワーは、すぐに別の密閉容器に移せば、数年もたせることも可能です。
プリザーブドフラワーにする
プリザーブドフラワーとは、生花の色素を抜き取り、特殊加工を施して再度色づけする方法のことです。
生花のまま特殊加工を施すため、花びらの質感やみずみずしさをそのままに保存できるところが大きなメリットです。
見た目は生花に近いですが、水やりなど必要なく、適切に保存すれば数年にわたって花束の美しさをキープすることができます。
プリザーブドフラワーは自作できます。
手順は、まず花全体が収まる容器にエタノールを注ぎ、花をしっかり浸します。
花が浮いてくる場合はアルミホイルで落としぶたをして、浸したら容器の蓋をして1日程度放置します。
次にグリセリンと水を2:1の割合で混ぜ、花を染めるインクを垂らして染色液を作ります。
インクの色は好みで選んでOKですが、絵の具は使えないので、万年筆用またはプリンター用のインクを準備します。
脱色した花を染色液に挿し、染色します。
染色中は直射日光が当たらない場所に保管します。
好みの色まで染まったら、染色液から引き上げ、日陰で乾燥させます。
自作でもできますが、やや手間と時間がかかる上、きれいな色に染色するにはコツがいります。
プロポーズでもらった花束をよりきれいに保存したいのなら、業者に依頼することをおすすめします。
押し花にする
もらった花束を押し花にして保存するという方法もあります。
押し花の作り方は簡単で、まず新聞紙の上にティッシュを置き、その上に花を並べていきます。
押し花にした後だと花の形を変えられないので、慎重に形を整えながらセットします。
花をすべて並べたら、上からティッシュ、新聞紙の順に重ねていきます。
押し花にしたい花が多い場合は、上記の作業を繰り返して層にします。
すべての花をセットしたら、上に重しを載せます。
すべての花に均等に重みがかかるよう、平らな本などを重しにするのがおすすめです。
数日経ったら、ティッシュの上から花びらを触ってみます。
湿りを感じないようなら乾いているので、ティッシュを取り除き、ピンセットで優しく剥がして密封できる袋などに入れて保管します。
一緒に乾燥剤なども入れておくとより長持ちします。
花をセットするときに一工夫をすれば、花束の形を再現することも可能なので、思い出の花束をアートのように残したいという方におすすめです。
押し花レジンにする
花の美しさをそのままに、押し花レジンにする方法もあります。
レジンで固めた押し花は、永久的錦祭の鮮やかな状態が維持されるわけではなく、いずれは退色をする時期が訪れます。
花の持つ鮮やかな色彩をキープするには、着色加工をする手段もあります。
押し花には白い花を使用して、エアブラシやアクリルの絵の具を使い、地道に色をつけていく方法です。
一つひとつの花びらを違う花にするなど、個性的で芸術性の高い状態に仕上げることもできます。
レジンで固めると色は変わっていきますが、ナチュラルな現象であり、色彩がかわることで、アンティークの美しさを醸し出します。
大切な思い出となるプロポーズでもらった花束ですので、生花に魔法をかけるように、長期間素敵な状態で残して、スイートなプロポーズの良い思い出を残すことができます。
自分でできる方法と、フラワーショップでできる方法があるので、予算と希望を照らし合わせて考えます。
プロポーズでもらった花束を保存するタイミング
生花の寿命は花の種類によって異なりますが、大半の花はわずか数日で萎れ、枯れてしまいます。
花はつぼみが開いた瞬間から劣化が始まるため、プロポーズでもらった花束は、できるだけ早く保存や加工を施すことが大切です。
忙しくて、もらったその日に保存や加工を始められないという場合は、以下の方法で切り花を長持ちさせる工夫を取り入れましょう。
水切りをする
水切りとは、花の茎の先を水に浸した状態で茎をカットする方法のことです。
茎を斜めにカットすると、水を吸い上げる面積が多くなり、花が長持ちしやすくなります。
プロポーズで花束をもらったら、その日のうちにラッピングを外し、水切りしておくのがポイントです。
余分なつぼみや枝葉をカットする
水切りした後は、水をたっぷり入れた花瓶に挿して保管しますが、この際、水に浸かる葉はあらかじめ剪定しておきましょう。
葉を水に浸けっぱなしにしていると、水が腐敗しやすくなり、花が早く傷む原因になるので注意が必要です。
また、余分なつぼみも事前にカットしておきましょう。
清潔な花瓶に生ける
花を長持ちさせるには、水の中に雑菌が繁殖しないよう配慮する必要があります。
汚れがついた花瓶を使うと雑菌が繁殖しやすくなるので、きちんと洗ってきれいにした花瓶を使用しましょう。
風通しが良く直射日光が当たらない場所で保管する
切り花を束ねた花束は非常にデリケートなので、急激に温度や湿度が上がる場所に保管すると劣化が早くなります。
花束を生けた花瓶は、直射日光が当たらず、かつ風通しの良い場所に置いておきましょう。
ただし、あまりに強い風が当たると花びらがダメージを受ける可能性があるので、強風の影響を受けやすい場所や、冷暖房機の近くは避けた方が無難です。
こまめに水替えする
水の中は意外と雑菌が繁殖しやすい傾向にあるので、花束を生けた花瓶の水は毎日水替えするのがベストです。
水替えするときは、茎の先も少しずつカットして水切りすると、より花を長持ちさせることができます。
プロポーズでもらった花束の活用方法
プロポーズでもらった花束は、上記で紹介した方法でドライフラワーやプリザーブドフラワーにした後、お部屋のインテリアとして飾っておくのが一般的です。
また、保存した花束を結婚式場に飾るという方法もあります。
ウェルカムスペースやエントランスホールに飾っておけば、二人の思い出の花をゲストの人たちにお披露目することができます。
保存した花束をブーケにして、フォトウェディングの撮影小物として活用するのも一つの方法です。
写真として残しておけば、ドライフラワーの寿命が来ても、好きなときに思い出の花を見返すことができるでしょう。
【まとめ】プロポーズでもらった花束を保存する方法をわかりやすく解説
プロポーズでもらった花束は適切な方法できれいに保存しよう!
プロポーズでもらった花束は、そのまま放置していると数日で萎れてしまいます。
思い出として長く保存したいのなら、花束をもらった後、なるべく早めに然るべき方法を用いて保存・加工することが大切です。
保存方法には、ドライフラワーや押し花、プリザーブドフラワーなどいろいろな種類があるので、自分のニーズに適した方法を採用しましょう。
保存した花束は、自宅のインテリアにしたり、結婚式場に飾ったり、フォトウエディングに活用したりするのがおすすめです。
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