結婚式の感染症対策を3つのポイントで詳しく紹介
これから結婚式を挙げるカップルにとって、重要なのは「結婚式でクラスターを発生させないこと」です。
結婚式場や結婚式の内容を決めるときは、感染症対策がなされているかをしっかりとチェックしましょう。
本記事では、結婚式を行うカップルが知っておきたい「感染症対策の重要性」、「感染症対策のポイント」、さらには楽しみながら感染症対策を行うためのおすすめのアイデアをご紹介します。
結婚式でも感染症対策は重要!
多くのゲストが集まる結婚式は、クラスターのリスクが高くなります。
「結婚式に参加してくれたゲストがコロナにかかってしまった」 「自分たちがコロナにかかった」 そのようなことがないよう、準備の段階から感染症対策を意識しましょう。
結婚式における感染症対策の重要性をご紹介します。
結婚式は感染リスクが高め
厚生労働省は、次の5つの場面において「感染リスクが高い」と公表しています。[注1]
- 飲酒を伴う懇親会等
- 大人数や長時間におよぶ飲食
- マスクなしでの会話
- 狭い空間での共同生活
- 居場所の切り替わり
結婚式は飲酒を伴うケースが多い上、結婚式・披露宴を合わせると3時間を超えるケースも多々あります。
式場のバックヤードでは狭い空間にスタッフが常駐しており、感染リスクが低いとはいえません。
「公益社団法人日本ブライダル文化振興協会」「一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会」が策定した「結婚式場業『新型コロナウイルス感染拡大防止ガイドライン』」では、以下のとおり具体的に結婚式場での感染リスクを伝えています[注2]
- 飛沫感染・エアロゾル感染:パブリックスペース、披露宴会場
- 接触感染:テーブル・エレベーターのボタン・エスカレーターのベルト・トイレ・ドアノブ・電源スイッチ・お皿・グラス・シルバーなど
式場の感染症対策について「気付いたこと・気になること」があれば、主役である新郎・新婦も積極的に意見を伝えましょう。
[注2]>>公益社団法人日本ブライダル文化振興協会 一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会:結婚式場業「新型コロナウイルス感染拡大防止ガイドライン」
クラスターを発生させない会場選びを
新型コロナウイルス感染症対策をスムーズに行うコツは、「感染症対策が徹底している式場を選ぶ」ことです。
具体的には、以下のポイントをチェックしてみてください。
- 会場に十分な広さがあるか
- 出入口等に消毒液が設置されているか
- 常時換気できる空調設備があるか
- 空気清浄機や加湿器が設置されているか
- 陽性者が出た場合のマニュアルが徹底されているか
新型コロナウイルス感染症対策の重要なポイントは、
「密を作らない」「接触感染・エアロゾル感染を発生させない」
ことです。
式場を下見するときは、どのような感染症対策が行われているか、自分たちの目でチェックしましょう。
安心できる結婚式にするために大切な3つの感染症対策
コロナ感染の不安が残ったままだと、人生最高の晴れ舞台を心から楽しめません。
感染症対策を万全に行い、一生に1度の大切な日を不安なく過ごしましょう。
結婚式を行う際、実施すべき感染症対策をご紹介します。
対策1. 基本的な感染症対策を徹底する
結婚式に関係する全ての人に、基本的な感染症対策をお願いしましょう。
- マスクを着用する
- 大声での会話を控える
- 手洗い・消毒の徹底
- 来場前の検温
上記については結婚式の招待状でお願いしておくと、周知漏れがなく安心です。
また式場側には、以下のことを徹底してもらいましょう。
- 室内の換気の徹底と保湿
- 小まめな消毒
- 使用する食器類の適切な管理
- マイクまたはマイクカバーの交換
新郎・新婦・ゲスト・式場スタッフが一丸となって感染症対策を徹底すれば、感染リスクは軽減されるはずです。
対策2. ゲスト席の間隔を広く取る
密を避けるには、ゲスト席の間隔を広く取ることが必要です。
7~8人掛けのテーブルなら、「3~4人くらい」に抑えた方がよいかもしれません。
また席の間にはアクリル板を置き、テーブル同士もなるべく離すのがおすすめです。
スペースに限りがあって密になってしまう場合は、ゲストを減らすことも検討した方がよいでしょう。
対策3. 食事はテーブルに直接サーブ
食事でビュッフェスタイルを選択すると、トングの使い回しや人気メニューでの人だかりが心配です。
感染症対策を徹底するなら、食事はコース式を選択した方がよいでしょう。
「せめてデザートだけでも自由に楽しんでもらいたい」と考えるなら、オーダー制はいかがでしょうか。
オーダー制なら、ゲストがオーダーしたスイーツをスタッフが直接テーブルまで持参します。
密になる不安を感じずに、ゲストは好きなスイーツを楽しめるというわけです。
楽しい結婚式にするための感染症対策アイデア7選
感染症対策にピリピリしていてばかりでは、結婚式の楽しみも半減します。
せっかくなら感染症対策も演出に取り込んで、ハッピーなひとときを過ごしてもらいましょう。
感染症対策をスムーズに行うための、おすすめのアイデアをご紹介します。
1. 除菌グッズ・マスクケースを配る
来場したゲストには、受付で除菌グッズを配ってみてはいかがでしょうか。
除菌スプレーやジェルをかわいく包装すれば、すてきなウェルカムギフトになります。
また食事のときは、どうしてもマスクを外さなければなりません。
ゲスト一人ひとりにおしゃれなマスクケースを渡すのも、気が利いています。
2. アルコールスプレーでゲストをお迎え
新郎・新婦がゲストをお迎えするスタイルを取る場合は、アルコールスプレーのそばに立つのがおすすめです。
主役である新郎・新婦が、ゲストにスプレーをシュッと一吹きしてあげましょう。
味気ない消毒タイムも、和やかで楽しいひとときに早変わりします。
3. 余興にも「ソーシャルディスタンス」を取り入れて
コロナ禍での結婚式は、ファーストバイトに「ビッグスプーン」を使う演出が人気です。
ビッグスプーンならお互いに距離を取る必要があり、密になる心配がありません。
余興としても大いに盛り上がるので、ぜひプログラムに加えてみてくださいね。
スプーンが大きいほどインパクトが強くなるので、なるべく大きめサイズのスプーンを用意してみてはいかがでしょうか。
4. 生演奏で優雅なひとときを
テンションの上がってきた会場をクールダウンするなら、ピアノやバイオリン・室内楽団などの生演奏を用意しましょう。
美しい音色が響けば、会場もうっとりと聞き惚れてくれるはず。
テーブルの上にリクエストカードを置いてリクエスト形式にすれば、ゲストが置き去りになる心配もありません。
5. 空席を華やかに飾り付け
ゲスト席を少なくすると、空いた空間が寂しく見えてしまうことがあります。
きれいな花、風船、オブジェなどで華やかに楽しく飾り付けましょう。
ポイントは、生花やオブジェなどを飛沫防止用のクリアケースなどで覆っておくことです。
感染症対策がきちんとされていれば、お持ち帰りをおすすめするときも不安を感じずに済みます。
6. 写真撮影は密を防ぐ工夫を
なるべく安全に撮影を行うなら、屋外に場所を移動しましょう。
屋外なら風通しもよく、感染リスクが下がります。
花や緑たっぷりなガーデンがあれば、最良の日にふさわしい写真を残せるはずです。
また感染症対策を徹底するなら、写真撮影は少人数ごとのグループで行いましょう。
ただし屋外撮影は天候・状況にもよるため、屋内パターンと屋外パターンを準備しておくのがおすすめです。
7. 「フォトプロップス」をフェイスシールドに
ゲストが不安なく写真撮影に参加できるよう、口元や顔周りを覆えるフォトプロップスを配布してみてはいかがでしょうか。
フォトプロップスが簡易のフェイスシールドとなって、マスクを外す不安を軽減してくれます。
透明フィルムのフォトプロップスなら、顔が隠れることもありません。
一人ひとりにメッセージやイラストをつけて渡せば、心のこもったおもてなしアイテムとしても喜ばれるでしょう。
【まとめ】結婚式の感染症対策を3つのポイントで詳しく紹介
感染症対策を徹底して不安のない結婚式を!
人々の意識が「ウィズコロナ」にスイッチしている昨今、「結婚式をしない」ではなく「どうしたら不安なく結婚式を行えるか」に意識が変わってきました。
まずは、感染症対策がしっかりしている式場を選び、ゲストにも感染症対策の重要性をしっかりと周知しましょう。
ご紹介した感染症対策のポイントをふまえつつ、2人が思い描く理想の結婚式を実現してください。
Okukonでは、感染症対策のご相談にも丁寧にご対応いたします。
感染症対策をしながらも皆さんに楽しんでいただける結婚式をお考えなら、Otokukonにご相談ください。